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のんびり中国茶生活と陶芸の日々
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中国紅茶強化期間!
鳳慶雲南金毫高山紅茶ときまして…

本日はついに、あの「正山小種」に挑みます!

正山小種とは、中国紅茶では一番歴史の古い紅茶です。
17世紀半ば、岩茶で有名な福建省武夷山の近く、崇安県桐木という場所で作られるようになったのがスタートです。
元々は半発酵の武夷岩茶を全発酵にしたものです。
乾燥させる前に松の枝を燃やした煙で燻し、香りをしみ込ませるという珍しい製法で作られています。

「正山」とは福建省の武夷山のことを指し、「小種」は桐木地域周辺の茶葉を小種と呼んでいたことから、この名前が付きました。

英語名では「ラプサン・スーチョン」という名前が付いています。
実際こちらの方が呼び名としてはよく聞きます。
なぜ英語名でこの名前が付いたのか、というのは複数あるのですが…

英語名の「スーチョン」とは「4番目の」という意味で、茶葉の4枚目を使うことからついた…

中国語の発音の「チェンシャン・シャオチョン(zhengshan xiaozhong)」が、地元の人訛りで「ラプサン・スーチョン」と聞こえたため、英国人がそのままつけた…

…等々。
これまた諸説あるようです。

訛りについてはちょっと調べてみたのですが、福建語(方言)の翻訳が見つからず…涙
ちなみに広東語発音翻訳機だと「ジンサン・シゥジュン(jing saan siu jung)」になるみたいです(笑)
若干「ラプサン・スーチョン」に近づいたような…?
誰か福建語しゃべれる人おしえて~(>_<)






茶葉は黒くしっかりとした印象。




お湯を注いだ後はこんな感じです。




6g・100℃・30秒で淹れました。

水色は鮮やかなオレンジ色。
あっさり目で淹れてみたので、45秒程で淹れたらもっと強めの色合いかも。

香りを嗅ぐと、松の燻香でスモーキーです。
ただ、「うぉ~なんじゃこりゃ独特!」みたいな感じではありません(笑)
思っていたよりもずっと良い香りです^^

口当たりも非常にまろやかで、後味は芳醇な甘みを感じます。
スモーキーな良い香りが口の中で程よく香り、少し大人な味わいに。
2煎目は心持ち長めに淹れてみましたが、よりまろやかさが増しました。

…というか、美味しいです!
確かに個性的ではありますが、正直…雲南金亳の方がクセ物感は漂ってます(笑)

はるか昔に飲んで記憶に残っている正山小種は、全然印象が違います。
茶葉によってこんなにも違うとは…あの正露丸臭はいったい(笑)



これは次回買う茶葉リストに入れなければ!



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【以前の記事、中国茶・紅茶】

鳳慶

雲南金毫

高山紅茶

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プロフィール
HN:
む~
性別:
女性
職業:
フリーな人
趣味:
中国茶、絵を描く、陶芸、漢方、中国語
自己紹介:
武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科陶磁専攻卒業

卒業後、勢い余って陶磁器の街・中国景徳鎮までいっちゃいました。
帰国後はのんびり中国茶生活を楽しんでる今日この頃。

工芸品に目がないです。

最近中国語の勉強と漢方の勉強を始めました。
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