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のんびり中国茶生活と陶芸の日々
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今回の陶芸特集の美術手帖を読んで。

もちろん素晴らしかったという大前提を踏まえて、あえてちょっと気になった事を記してみようと思います。
気になった事、というか不安に思ったことというか…

超生意気というのも大前提です!(笑)

それでもいいよ~という方は「つづきはこちら」からどうぞ!


拍手[1回]


【ちょっと気になった事】

①都会で生活し、作陶している人のインタビューがほぼ無い事。

②女性の陶芸家は1人も取り上げられて無い事。


これは今回の特集のため、自然とそうなってしまったのでしょうが…すごく恐い現象だな…と思いました。

とても乱暴に言うと、今回の特集で取り上げられている作家は「半自給自足の陶芸家」が多い、という印象です。
作品の傾向からすると「土そのものを感じる自然派の器」を作っている人が多く取り上げられています。

作品にこだわってしまったら、結果的にそういう生活スタイルなった…というのは理解できるのですが。。。


現実問題として、半自給自足しながら陶芸家として生活ができる人は少ないです。
特に女性は。
だって、体力や力で不可能に近いですもん(笑)
土を掘ってくるとか窯を作るとか超厳しいですよ(笑)
陶芸や農業ってダブルで力仕事じゃないですか…!

②に関しては、単純に今波にのっている女性作家さんが、特筆していないのかな~とも思いますが…。


多いですよ、都会で作陶してる人。
もちろん産地で活動してる人も多いですが。

「陶芸」の世界から3歩下がって見ると、「陶芸」という言葉すら日常会話で出てこないんですよね。
同僚・友達・家族との会話。
自分のすぐ近くにいる赤の他人の会話。
残念ながら陶芸を話題にしている人は非情に少ないです。
これだけ普段色々な器で毎日ご飯を食べていて、全く気にもとめない芸術って。。。

でもこれも陶芸の現実なんだと感じています。

そして普段感じてる事をもう1つ…
みんなの陶芸家のイメージがすごーーく偏っています(笑)
それこそ「仙人みたいな人が作務衣着てロクロ回してる、しかも山で。」みたいな感じです。
未だにそんなイメージなんですよ。

少なくとも「オシャレ・カワイイ女子」が「都会で作陶してる」とは思わない。

いや、自分がそういう容姿だってことではなく!笑(そこは断固として明記)
むしろ、みんなのイメージする陶芸家って少ない、って事です。

でも今回の特集は「世間がイメージする陶芸家」が載っているんですよ。

それが怖い。


何というか、今回の特集テーマ以外に、色々考えさせられる特集です。。。
ちょっと前まで関わっていたので、素直に読めない(笑)
他にも「日本の陶芸マーケットの現状とは?」というコラムも考える事が多かったです。


うわーん!生意気言ってごめんなさーい!!(笑)


ここまで読んでくださってありがとうございましたm(_ _)m

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プロフィール
HN:
む~
性別:
女性
職業:
フリーな人
趣味:
中国茶、絵を描く、陶芸、漢方、中国語
自己紹介:
武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科陶磁専攻卒業

卒業後、勢い余って陶磁器の街・中国景徳鎮までいっちゃいました。
帰国後はのんびり中国茶生活を楽しんでる今日この頃。

工芸品に目がないです。

最近中国語の勉強と漢方の勉強を始めました。
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